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2014年4月12日

タムカイが教える、お絵描きしている子供に安易に使ってはいけない「2つの言葉」

自分は絵を描くことが大の苦手だけれど、自分の子供には絵を描くことが好きになってほしい・・・そう切に願うお母さん、お父さんに、今日はぜひ読んでほしいと思います。大人が考え無しに使っている言葉が、子供のお絵描きを楽しくないものにしているかもしれません・・・

「先日のことになりますが、お絵描き好きなお子さんをお持ちのお父さんお母さんのためのラクガキ講座「ハッピーラクガキライフ for ファミリー」というものを小さく開催してみました。こちらを開催した理由は、友人や過去のイベントの参加者のお話を伺う中で

  • 親が絵に苦手意識があると、子供のお絵描きにどう接していいか分からないらしい
  • 過去参加者が家で絵を描いていると、子供が寄ってきて一緒にお絵描きをはじめた

ということが分かったので、いつものファーストステップ講座の内容で親の苦手意識を取り去りつつ、子供とどうやって遊ぶといいかのヒントをお伝えしたり、親同士が交流する会になればいいな、と思ったからです。

この時いくつかお話をしたのですが、ひとつが子供とお絵描きする時にできれば使うべきではない言葉のお話でした。実は私の両親が美術方面の人間なので、これらのことって言われてみると自分が子供の頃から言われていた、逆にあまり言われなかったことなんですよね。で、実際子供が生まれてから児童教育についての本などを読んでみると、まさにその通りのことが書いてあってなるほどなぁ、と思った次第。おそらく自分の両親はこの分野に関してはそんな本は読んでないんじゃないかなー、という気が(笑)というわけでその2つの言葉がどんなものかと言うと

  • 自由に描いていいよ
  • 上手だね!

というものです。そう、かなり当たり前に使うような言葉なんです。」

「まれに「子供には自由な発想力・想像力がある」と誤解している方がいるのですが、それは違います。確かに子供は自由に発想しているように感じますが、逆を返せば大人が持っている常識をまだ身に付けていないため、そこから外れたものを大人が「自由」と捉えているだけなのです。そのため子供の中ではそれなりに秩序だっていたりするわけで。なので「自由に」と言われても困ってしまうわけですね。だって大人もなんであれ「自由にやっていいよ」って言われたら困るでしょう?それと同じことです。・・・」

では何て言えばいい?対策を学ぼう!タムカイさんのブログ
@tamkaiをフォローしよう!
タムカイさんの以前の記事はこちら

*自分が苦手だったり巧くできないことを子供に伝えていくのはなかなか難しいですが、タムカイさんのアドバイスにもあるように、言葉を丁寧に選んで、一緒に楽しむことが大切なようですね。対策なども書かれているので、タムカイさんのブログをぜひ全文読んでほしいと思います!

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2014年4月11日

発見!Moleskineの新しいロゴとモノグラム

先日、最新のソフトカバーカラーノートブックを見に本屋さんへ立ち寄ると、Moleskineのロゴが変わっているのに早速気づきました!昨年6月に発表された新しいモノグラムも、モレスキンノートブックの帯に存在感たっぷりに印刷されています。moleskine.co.jpのfacebookでも、新しいロゴについて紹介されていますね・・・

「初のモノグラムはMoleeskineのMの文字と8つのスクエアで構成されています。デザインの着想はもちろん、ノートブックの丸みを帯びた角から。スクエアはモレスキンが多彩なコレクションを持ち、豊富なコミュニティ、クリエイティビティのプラットフォームであることを表現しています。」

「ロゴはこれまでのデザインを踏襲しつつも、オリジナルフォントを開発。従来よりも丸みを帯びたデザインに仕上がっています。」

moleskine.co.jpのfacebookはこちら
新しいロゴの詳細は以前の記事

*次回、書店やショップでモレスキンノートブックを手にする機会があったら、この新しいロゴをぜひ確認して下さいね!

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2014年4月10日

minnyのスケッチはどうやって描かれる?

昨年のクリスマスイブに、モレスキナリーではminnyさんに描いてもらったクリスマスツリーを掲載しました。このクリスマスツリーは、私がクリスマスシーズンのロンドンで見かけたツリーの中でも特に大きく、思わず足を止めて見入ってしまったほど綺麗なものでした。その時撮った写真をminnyさんが絵にしてくれたのです。minnyさんはどうやってこのクリスマスツリーをスケッチしたのでしょうか?今日はその制作過程を紹介したいと思います。

「僕の場合、まずはラフを描くことから始まります。ラフといってもそのまま使うので、ある程度しっかり描きます。これで対象の厚みや、光と影の流れを手にインストールしていきます。スケッチのときはいつもそうですが、僕はこのときの感覚を最後まで持続します。」

「次に、光と反射を表現すべく、色を付けていきます。クリスマスツリーの個性が決まる、大切なポイントだと思います。このあとツリーのボディである緑を入れ、影をつけていきます。」

「次に背景の建物に色をつけていきます。あくまで、ライトアップされた建物だということを意識しています。そして最後に、ツリーを見ている人々を描きました。肩から上の姿だけで「立ち止まっている感」を出すこと。全員の髪質が違うことと(パーカーの方以外)、髪への光の当たり具合など表現したつもりです。細かいことはまだありますが、特に意識した点を3ステップでご紹介しました。

・・・YOKOさんが見たクリスマスツリーを、僕は現地で、この目で見た訳ではありません。それでも素敵なツリーだと感じ、モレスキンに描き上げることができたとき、とても感動しました。僕にとってもメモリアルページとなったのです。スケッチを通して新たな経験をする。それは自分で見たものに限定されず、誰かの感動からも得られるかもしれません。・・・」

minnyさんのブログはこちら
@minny67をフォローしよう!
minnyさんの以前の記事はこちら

*こういう風にして写真からスケッチを起こすんですね!・・・そして、私は自分の思い出をスケッチして頂けたことで、あの時の思い出がさらに輝いてみえます。私にとっても貴重な経験でした。ありがとうございます!

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2014年4月9日

カドマル月報:2014年4月号

*クリックすると画像が大きくなります

モレスキナリーの月刊まとめ「カドマル月報」では、最近一ヶ月の間にモレスキナリーで語られた物語やアイディアのいくつかを改めて紹介しています。カドマル月報は、3人のイラストレーターさんが毎月交代で記事を選び、独自の視点でイラストに仕上げてくれています。今月のイラストレーターはまおさんです。まおさんはカドマル月報の制作について次のように話しています・・・

「・・・使っているのは、こちらのモレスキン・カイエ。カイエは手軽に持ち運びできますし、表紙もカスタマイズしやすいのでお気に入りです!ペンでラインを描き、スキャンしてからCoralのPainter+ペンタブレットで色塗りをしています。今はアナログ+デジタル作業で作成していますが、水彩や色鉛筆で書くのも楽しそうだなあ〜と毎回、模索しております…これからも、モレスキナリーの魅力をお伝えできればと思っております♫」(まおさんのブログより)

では早速、今月のカドマル月報のハイライトをどうぞ・・・!

  • 3月3日:望月麻里のモレスキン交換絵日記 
  • 3月15日:Mitsuiの水彩イラストレーションの世界
  • 3月21日:birdooonのモレスキンストーリーボードと不思議なネコの物語
  • 3月28日:エルミタージュ美術館のためのノートブックの傑作たち

カドマル月報2014年3月号はこちら

今月のイラスト:まお

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2014年4月8日

カスタマイズエディション:10 Corso Comoのための5種類のモレスキン

イタリアより発信される「10 Corso Como(コルソ・コモ)」のライフスタイルに憧れている人もいるのではないでしょうか?最近、Moleskineはコルソ・コモのために特別なノートブックを制作したのだそうですよ。

「全てはアイディアから始まり、そのシンプルなコンセプトはグローバルブランドへと成長しました・・・そう、私たちが話しているのは10 Corso Comoのことです。ミラノのコモ大通り10番地にあるコルソ・コモは、アート、デザイン、ファッション、フードの全てが出会う場。文化が生み出すライフスタイルが、コルソ・コモのギャラリーの枠を越えて、そのブティックや中庭いっぱいに広がり、ついにはモレスキンノートブックの表紙の上へ辿り着きました。

ブランドイメージである白黒の線で描かれた絵はモレスキンの黒い表紙に受け継がれています。モレスキンの表紙の上では、コルソ・コモのトレードマークである丸い模様やストライプの輪郭が美しく浮き上がって見えます。この特別なモレスキンは全部で5種類。コルソ・コモのオンラインショップでのみ取り扱いがあります。」

moleskine.comより

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2014年4月7日

2013年の物語賞:モレスキンを持て余している時期にmikkoが記録したこと

モレスキナリー5周年を記念して、モレスキナリーではみなさんに過去5年分のモレスキンを振り返ってみて、特に印象に残った物語をモレスキナリーで共有してくれるよう募集しました。今日は2013年の物語賞を受賞した3作品のうち、3つ目の物語を紹介したいと思います。

3つ目の「2013年の物語賞」は、モレスキンにライフログを書き続けているmikkoさんに贈られます。今回、mikkoさんは自分がまだモレスキンに馴染めていない頃のページを紹介してくれました。

「絵はうまくないのですが、ものすごく時間をかけてモノを観察すればようやく描くことができます。この頃モレスキンが好きだけど、持て余している時期でしたので「一日一絵」を描くことを決まりとしてラクガキをはじめました。庭に咲いていた椿。飼ってたうさぎ。身の回りのもの。その時の心情…はとても暗く落ちていってますね。続いたのは、ほんの2週間ほどにはなってしまったけど、懐かしくページをめくりました。」

@mokiki_3をフォローしよう!
mikkoさんの以前の記事はこちら

今ではページにぎっしりとライフログをつけるmikkoさんですが、モレスキンを持て余している時期もあったんですね。それでもページには当時のmikkoさんの心の欠片のようなものが確かに刻まれていて、かけがえのない記録となっています。私たちも心の欠片を少しずつ、モレスキンに残していけるといいですね!・・・mikkoさん、物語賞の受賞おめでとうございます!

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2014年4月6日

2013年の物語賞:鈴木亜季のプロジェクトを支える3種類のモレスキン

モレスキナリーでは、昨日より「2013年の物語賞」を受賞された作品を紹介しています。2つ目の「2013年の物語賞」は、ドイツ在住、写真家兼アーティストをしている鈴木亜季さんへ贈りたいと思います!3種類のモレスキンープロフェッショナルノートブック、ヴォラン、ハードカバーノートブックーがどのように鈴木さんの作家活動を支えているのか教えてもらいました。

「随分昔から愛用しているモレスキンのノート達ですが、2007年にドイツに引っ越してから、その愛用率はどんどん高くなっていきました。というのも、日本にいた頃、作品制作に関する事など、いろんなアイディア出しの段階や、そのために調べた事など、なんでも書き留めていたのはMarumanのクロッキーブック。ですが、ドイツにやってきてから、いくら探しても同じノートが見つからない!!いろんなノートを試して、たどり着いたのがヴォランのプレーンタイプ(ラージサイズ)でした。それまでは、一冊のクロッキーブックに次々と書き連ね、最後のページまで使い切ったら、次のクロッキーブックへ。そんな使い方をしていたのですが、それでは、作品毎に見返したい時にとっても不便。そんな訳で、ヴォランを使うようになってからは、作品のシリーズ毎や、プロジェクト毎にノートを分けるようになりました。

大体、どのヴォランも、最初の方のページは、まだはっきり決まっていない作品全体のアウトラインや、必要なリサーチについてなど、ざっくりと余裕をあけて、思いつくままに書き連ねます。その後、制作に必要な資料や、素材、過程など、諸々を細かく、見開きいっぱい使ってMind map形式で書き出し、あとは、出来上がったMind mapに沿って、必要な事をやっていくだけ。

ノートの後半は、書き出した項目毎に調べた事や、集めた素材や資料など、書き写したり、貼ったり、全ての情報を一つのノートにまとめます。資料集めの段階では、ネット検索も多用するので、その場合は、目を通しておきたい程度の資料の場合は、Evernoteでオンライン上に保存。何度もいつでも読み返して、かなり重要な参考資料になりそうなものは、ヴォランに手書きで書き出すか、量が多い場合や図などの場合は、プリントアウトして貼付けます。

その際、いつも使っているのは、ウォーターマンから昔々に発売されたクルトゥール・ライト・ソフトの万年筆。発売当初、それまでの万年筆になかった鮮やかなボディの色合いに一目惚れし、閉店間際の文房具屋さんに駆け込んで、購入した事を今でもはっきり覚えています。時々、他の万年筆に浮気しつつも、結局、一番長く使い込んできたこの万年筆にいつの間にか戻り、気づけば10年以上常に一緒です。

展覧会が近づけば、ノートの後半は、展示レイアウトや、関係者との打ち合わせ内容、展示に必要な事務仕事についてなど、書き込む内容が変わってきます。また、どのシリーズ作品も、一旦間を空けて、再度続けて制作する事が多いので、どの項目の前後も数ページずつあけたり、書き連ねている資料用のページも追加で書き込めるように、なるべく行間を広めにとって書いています。」

「添付した写真に写っているのは、そうやって使っているノートの一部です。1冊ずつ違う内容のノートばかりになってしまうと、全体を見通しにくくなるので、プロフェッショナルノートブック(ラージサイズ)にそれぞれのプロジェクトが、今現在、どのような状況にあるのかを常に把握するため、箇条書きとMind mapを併用して書き留めています。また、その他の仕事の打ち合わせなども含め、ヴォランを1冊用意するまでもない場合も、書き込む先はプロフェッショナルノートブックです。その他に、作品点数が多くなったシリーズ作品などは、ハードカバーのノートブックに作品毎の詳細を書いて、作品管理用にしています。

プロフェッショナルノートが、仕事全体の概要一覧、ヴォランがそれぞれの詳細な内容。といったところでしょうか。まだ、アイディア段階で、具体的な制作には至っていないものなども、プロフェッショナルノートに書き出しています。」

「時間がある時や、行き詰まった時など、よくそれぞれのノートを見返しています。そうすると、アイディアだけで進んでいなかったモノや、大変だったけど、やり遂げた事など、様々な状況が見えてきて、自分自身の気持ちが少しリセットされる気がするのです。今では、数冊の新品のヴォランが自宅にストックしてあり、いつでもどこでも書ける様に、プロフェッショナルノートは常に持ち歩いています。今後も、ヴォランはますます増えていくと思います。それぞれのノートにどんな事が綴られるか、今からとても楽しみです。」

鈴木亜季さんのサイトはこちら
鈴木亜季さんのブログ「一日一景」はこちら
@AKISUZU888をフォローしよう!

*全体を見るためのプロフェッショナルノート、各プロジェクトを深めるためのヴォラン、そして、作品管理に活用されるハードカバー。それぞれのノートブックが鈴木さんのワークフローに上手に寄り添っているのがよく分かりますね。・・・鈴木さんには、物語賞としてソフトカバーのカラーノートブック(ポケットとラージ)2冊セットが贈られます。本当におめでとうございます!

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2014年4月5日

2013年の物語賞:Kyrieの夏、きらきら。

2014年2月16日に、モレスキナリーは5歳の誕生日を迎えました。5周年を記念して、モレスキナリーではみなさんに、過去5年分のモレスキンを改めて読み返し、その中から特に印象深かった物語を紹介してくれるよう募集しました。そして、「2013年の物語賞」を今年は3つ選考しました。応募して下さったみなさん、また応募を検討して下さったみなさん、本当にありがとうございました。では、今日は1つ目の物語賞を発表したいと思います・・・

1つ目の「2013年の物語賞」は、広島在住、リュックを背負ってカメラとノートブックを持って旅行して書くのが好きだというKyrieさんに贈りたいと思います。Kyrieさんは、お父さん最期の夏のきらきら輝く思い出を綴ってくれました。

「2013年、私は初めてモレスキンを使い始めた。1年で4冊。いずれもポケットサイズで、ルールドだったりスクエアードだったり。これまで使っていた手帳より小さかったので、不安に思うこともあったが、ページはたっぷりあって、乱暴に扱っても屋外でものを書いても、しっかり私を受け留めてくれる素敵なバディだった。「浮かれた夏を過ごしたい」と、私は3冊目の黒い表紙にきらきら光る熱帯魚のシールを貼った。私はそれを「夏モレ」と名づけ、暑さと忙しさにかまけて書き込むことも少なくなったが、仕事にも遊びにもどこにでも持っていた。

夏も終わる頃、父の命の果てが見えてきた。病院を出て、父が元いた施設が最期の時間を過ごす場所を提供してくれた。父と私はあまり仲がよくなく、それまでは滅多に会いに行くことはなかったが、この施設に戻ってきてからは、毎週末、私は父に会いに行った。私は車を持っていないので、毎日通う母とともに、朝早く起き、リュックにたくさんの洗濯がすんだものを詰め込み、モレスキンとカメラを担いで、徒歩と電車で父のところに行った。私は道中、移り変わる季節や再開発で閉じていく街を撮り、母と咲いている花やこれからのことを話しながら歩くのが常だった。

父のところに着いて、洗濯物を片づけたり、持って帰るものの整理をしたりしたあとは、椅子が一脚しかないので母がそこに座り、私は父のベッドに座り、彼の足元でモレスキンを開いた。そして私が自室やカフェでやるのと同じように、あったことや思いついたこと、やりたいこと、自分の気持ちなどを書きつけた。そして表紙を閉じるときらきらの熱帯魚がモレスキンで泳いでいた。晴れていて、光がたっぷり入る部屋。もうしゃべることもせず、たまに目を開けて私たちをじーっと父は見ていた。それは澄んだ赤ちゃんのような無垢な瞳で、じーっと見ていた。彼の目もきらきらしていて、そのときの空間もきらきらしていた。

いのちってきらきらしているんだ。私はそう思い、そしてなんてきれいなんだろうと感じた。

それから、父はゆっくりと衰えていき、それなのにお肌はすべすべでまるで雲母をまぶしたようにきらきらしていた。すごく不思議で、すごく美しかった。」

「父に会いにいく母もまたきらきらしていた。 どこにそのパワーを秘めているのだろう、と思うほど、彼女は全身からごうごうと音を立てていそうなきらめきを放ち、父のために献身的に動いていた。泣きながらも、強くある彼女の姿に私はいつも圧倒されていた。 特別なことはせず、私は写真を撮ったり、母としゃべったりしながら父のところに通い続けた。そして反抗的な娘は必ず午前中で帰った。それが私の精いっぱいだった。

そんなふうに過ごして3カ月が経った早朝、電話が鳴った。母と私は飛び起きて、身支度を整え、私は母に自分の手帳を持つように言い、自分もまたモレスキンを忘れないようにリュックに入れた。季節は移っており、熱帯魚が泳いでいたモレスキンも使い終わった。誕生月が近づいてきていたので、私は4冊目に白いモレスキンを選んでいた。タクシーで施設に向かっていると、窓から大きな月が見えた。夜が終わって朝が始まる空にぽっかりと丸く浮かぶ月もまたきらきらしていた。父はもう息をしていなかったが、まだ温かかった。そのぬくもりがあるのに、線香をあげないといけない場面が一番つらかった。父のきらきらは消えていた。

でも、父は美しくなった。生前は彼の父親にそっくりだったのに、棺桶に寝かされてからは彼の母親にそっくりになった。みんな驚いていた。しわもなく色白になってきれいになっていった。

私はモレスキンを支えに動いた。葬儀屋さんの指示をメモし、パニックになった頭を整理するために頭の中のことを書きつけ、「きっと覚えていられない!」とできごとを時系列でメモし、通夜と葬儀を済ませた。またお寺さんがつけてくれた戒名を書いていたおかげで、スムーズにお位牌を作ることができた。パニックになっているときにはなにも覚えられない。とにかく書いて書いて書いた。乱暴に書いても、モレスキンは黙ってそれを受け留めてくれた。」

「葬儀が終わって1週間後、私は誕生日を迎えた。翌日、休みを取っていた私は宮島に紅葉狩りに出かけた。紅葉を愛でるには、最後のチャンスだった。旅行が好きな私がどこかに行くことをしなかったので、私はどうやってでも行きたかった。他の旅行者のように駅でモレスキンにスタンプを押し、宮島口駅でおむすびを買った。 ひとりで、あまり観光客がいない道を通り、快晴の空の下、私は紅くきらきら光る紅葉を見て、写真を撮った。こんな紅葉は見たことなかった。

一通り見終わって、海岸に出ると、私はバッグと水筒と白モレスキンを写真に撮った。なんだかとても満足した。モレスキンにはそっとありがとうを言った。父のことを思い出すとき、私は熱帯魚の泳ぐモレスキンと一緒に思い出す。

私がモレスキンと過ごした2013年はきらきらしていた。」

Kyrieさんのブログはこちら
@sala_kyをフォローしよう!

*お父さんと過ごす最後の日々に、きらきらと輝くものを次々と発見していくKyrieさんの物語・・・読んでいる私たちの心にもきらきらしたものが生まれるような、本当に美しい物語でした。2013年の物語賞の受賞、おめでとうございます!

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2014年4月4日

2014年3月の「月の作家」ノミネート作品

2月はお休みしていた「月の作家」ですが、今月はファイナリストがノミネートされましたよ!ファイナリストは3名です。特に気に入った作品を選び、一票を入れて下さい。一般投票の結果、最も多くの票を得た人が2014年3月の月の作家に選ばれます。

投票はこちら

2014年1月の「月の作家」はこちら


atmosfrozenさん「Double Exposure Suburb


Hanna Maresfinさん「Underwater Indonesia


Leho de Sousaさん「The Smoking Whale

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2014年4月3日

ゆのが新調!最新のカラーソフトカバー+ドットのレイアウト


つい最近、Moleskineより登場したソフトカバーのカラーノートブックですが、ゆのさんが早速使い始めたそうですよ!使い心地など聞かせてもらいましょう・・・

「・・・ノートブックを新調してしまいました。ソフトカバーのドットタイプ!!いい感じの青色です。中身はこんな感じです。スピンも同じ青色です。意外とよい色。ドットも濃すぎず、うすくもなく。プレーン大好きでしたが、なかなかよい加減です。この数カ月、生活も変わり、ノートブックの使い方を随分模索する日々が続いております。そのなかで、ぶぁーーー!っと心置きなくかける雑記帳が欲しいなぁと。今まで、持ち歩きを重視して、ポケットサイズを使うことが多かったのですが、見開きで考えごとをするとなるとやはり小さい。久しぶりにラージサイズを使うと頭の中がとてもすっきりしました。・・・」

「スケッチもどんどん練習して、創作案なんかも、このノートブックでやって、色んなことを実現していきたいです。気になる裏抜けは…太めの万年筆はやはり気になるでしょうか。わたしは書いた時点で完結してることが多く、あまり見返さないので、そこまで気になりませんが…。・・・」

全文読もう!ゆのさんの記事はNotebookers.jp

*ライフスタイルが変化する時期は、ゆのさんのようにノートブックを新調して心機一転してみるのも良いかもしれませんね。新鮮な気持ちで創作活動を再開できるかもしれません!

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