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2009年5月1日

Walk your city: 我が放浪

「我が放浪」

俺は歩いた 破れたポケットに両手を突っ込んで
外套もポケットに劣らずおあつらえ向きだった
大空の下を俺は歩いた ミューズを道案内にして
何たる愛の奇跡を俺は夢見たことか

一張羅のズボンにもでっかい穴があいていた
俺は夢見る親指小僧よろしく道々詩に韻を踏ませた
俺様の今夜の宿は大熊座
あちこちにきらめくは我が星座

俺は聞き入る 道端にしゃがみ込んで
九月のこの良き夕空に浮かぶ星たちのささやきに
すると夜露がワインの滴となって俺の額を濡らし

俺はいよいよ韻を踏むのに夢中になると
膝を胸に引き寄せて竪琴のように抱え込んでは
靴の紐を引っ張って楽器のかわりにしたのだった

作・Arthur Rimbaud(アルチュール・ランボー、詩人、フランス)

Image:Travel Drawings/The How and Why Library

*「放浪は人間の性である」とブルース・チャトウィンは言います。この連休、思い切って行ったことのない街へでかけてみませんか?

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