久住コウのブルース・チャトウィン レビュー
モレスキンを愛した小説家ブルース・チャトウィンの作品について、久住コウさんのレビューをご紹介します。
「12~14日、下関を旅した。その旅のお供に選んだのが、ずっと読了できなかったブルース・チャトウィンの「どうして僕はこんなところに」だった。・・・
僕がチャトウィンを好きな理由は(1)面白いことがあったら、とにかく、その場所に行く=現地主義。(2)美術や事象に対する鑑識眼(3)対象に同化しな い客観性だ。・・・チャトウィンは「遊牧民の侵入」という文章の中でこんな風に書いている。「人間は本質的に広い意味での移動に対する止むに止まれぬ衝動を持っている。旅をするという行為は、人に肉体的・精神的な幸福感を与えるもので、一方、長 期に渡る定住・定職生活からくる単調さは、疲労と、何かが欠けているような感覚を生む、脳のパターンを作り出す」。チャトウィンはまさに、その衝動を抑えずにはいられない「人」「ノマド」だった。しかし、旅に対して情熱を持ちながらも、いつもどこか冷めていた。 だから、「どうして僕はこんなところに」と自問したのだろう。同書は断章を寄せ集めで、読みにくさもあるが、読み進めていくと、全体が見えてくる。万人には勧めないが、「ソングライン」「パタゴニア」が好きと いう人は読んでほしい。・・・」
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*みなさんはブルース・チャトウィンの作品を読みましたか?感想などぜひ聞かせて下さいね。












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