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2011年1月2日

インスピレーション:KIMURAの「メカ屋の仕事」

Kimura

アーティストのMasa Kimuraさんは、尊敬する今和次郎先生の著書『考現学入門』の中にある「ブリキ屋のしごと」という章へのオマージュとして書いています。21世紀における「ものづくり」はどうあってほしいでしょうか。じっくり考える機会になりました。

「・・・久しぶりにハードなマシンを制作していて10年目にしてようやく作業のコツをつかんだというか、自分にぴったりの制作手順を見つけた気がしてうきうきとして作業をこなしているのである。おかげで一つ一つのパーツ制作にすっかりチャームされてしまい飯を食うのも庭木に水をやるのも忘れてこれらの制作に没頭しているのだ。本当はこのような文章を書くことさえ憚れる所であるがこの体験を忘れないために一応記しておくことにした。

その作業の方法というのはなんて事は無い、設計に行き詰まったらスケッチを描き、細かな寸法や角度など気にせずあくまで感じのいい具合に細かく各部分を描いて頭の中で整理するという作業である。頭の中でしっかりとイメージが決まっていれば、そこから寸法を割り出す事は割り箸を割るように容易く、あとはパーソナルコンピューターという計算機で計算すれば良いだけのことである。頭の中のイメージというものは非常に良くできていて微妙な誤差や形の乱れを「なんだか変だ。」という感覚で自分に教えてくれる。ただしその中は海のように広く空のように高く大地のようにどこまでも続いていて「どこが変だ?」という事を探りあてるにはあまりにも広い。そんなときはスケッチの出番でなんだかわからないずれをなんだかわからないまま紙の上にのせてゆく。形の狂いやパースペクティブの崩れなどは気にせず、とにかく描き起こす事が重要で出来上がった不格好なスケッチには様々な情報が隠されている。おそらく脳の無意識層に沈殿したヘドロみたいな蓄積物をショベルカーのようなもので拾い上げ、膨大なヘドロをこし器にかけて幾ばくかの金の粒を探るようなそういった作業と思う。・・・」

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*今年もノートブックに頼ることの多いクリエイティブな一年になりますように・・・

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