
本の深い森を探検しているsazanamiさんが続けてきた「抜き書きノート」や「読書ノート」のことを教えてくれました。
「10代の終わりから20代にかけて、抜き書きノートというものを作っていました。・・・30歳になって最初の燃えるごみの日 に、10年間続けた日記とともに捨ててしまいました。そして今、また抜き書きをしようかと思っています。・・・抜き書きノート以外に「読書ノート」も作ります。これはそのとき読んでいる本の登場人物やストーリーを書き留め、読んだ範囲をまとめて行く予定です。これはスタンダールの「パルムの僧院」を読んだときに、登場人物の名前を追い切れなくなって途中で混乱したことが直接のきっかけです(^^; ・・・
さて抜き書きにどういうノートを使うかですが、希望は紙がしっかりしていて書きやすい。
の3つ。なぜ方眼かというと、縦書きしたいからです。横罫に縦書きはそもそもやりにくいし、無地だとまっすぐ書けない。自分が読む本はほとんど縦書きなので、抜き書きも縦書きを基本としたい。結局モレスキンのラージサイズを買いました。縦書きなので、ポケット側から書いていきます。
最初のページには、小波の落款スタンプと書き始めた日の日付を。最初の見開き (通常の使い方なら最後の見開き) には、大好きな本・何度読み返したかわからない本、高橋悠治「カフカ/夜の時間」の言葉を。
"…自分用のノートがある。本からの抜き書き、音やリズムの思いつきにそえたメモ、演奏のしかたについての走り書きなど。
ノートは最後のページまで使うことはなく、途中で放棄する。何年かたつと、別なノートにまた、おなじようなことを書く。ここには蓄積がない。わずかな思いつきの変奏があるばかりだ。本からとった他人のことばも、姿を変え、意味を変えて、別なものになっていく。
このノートは方法論のためだと、ずっと思っていた。だが、目標や方法を信じなくなったあとでも、やはりノートはつづく。そこで、気がついた。これは、音楽の前の、朝の祈りのようなものだった。" (p134「音に向って」)・・・」
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*目標や方法を信じなくなったあともノートはつづく、朝の祈りのように・・・この言葉をモレスキナリーのお祈りの言葉にしたいです。