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2012年5月1日

チャトウィンのノートブックより

人間の放浪癖について生涯研究し続けたブルース・チャトウィンは、ノートブックの中に「旅」や「放浪」に関する抜き書き、メモを数多く残しているようです。今日はそんなチャトウィンのノートブックより抜粋です。

「ロバート・バートンー本の虫で、いつも机の前にすわっていたオックスフォード大学の研究員ーは、膨大な時間と奨学金を費やし、旅は災いのもとではなく憂鬱の治療薬であること、すなわち憂鬱は定住によってもたらされることを証明しようとした。

天空はつねにまわっている。太陽は昇って沈み、月は満ちていき、恒星や惑星は一定の動きを繰り返し、大気は風に吹かれては静まり、潮は満ち引きする。おそらくは存在しつづけるために、そして我々に動きつづけよと教えるために。

この病(鬱病)を癒す何よりの薬は、空気を変えること、遊牧生活を営むタタール族のように方々をさすらい、さまざまな時間や場所や季節を体感することである。ー『憂鬱の解剖』より」

引用:ブルース・チャトウィン著/石川直樹 訳「ソングライン」より
Image: “Sanremo Poster 1920” from Wikicommons

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