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2012年6月9日

清水あすかの詩と絵

みなさんは「詩」という芸術にどれくらい馴染みがあるでしょうか。難解な言葉の羅列に敬遠してしまっている人も多いかもしれません。今日は、詩人で絵描きの清水あすかさんに「詩」とはどういう芸術なのか教えてもらいました。

1. 清水さんの詩の制作について教えて下さい。

詩は今ではなかなか敷居の高い、読みにくいものとして遠ざけられている存在です(わたし自身にもそういうイメージがあります)。わたしにとって詩は、その人の身体から出ることばです。たとえてみるなら、ことばによって、精密に緻密に緻密に採寸された、その人のオーダーメードスーツみたいな感じです。実際のオーダーメードスーツは、よりスマートに見えるように、とか、ラインがきれいに見えるように、という工夫をしますが、詩の場合は、本当に自分の感覚に、見えるものに沿うことばを探す作業なので、むしろ形としてはきれいやカッコいいからは遠ざかって行くと思います。見えたものが、感じたものが、嗅いだものが、そのままに書けるように、ことばを磨き、思考を磨き、感覚も磨く作業が、過程も含めて詩であると思っています。

今までに2冊の詩集を出していて、第3詩集『二本足捧げる。』が最近出来上がったばかりです。

2. 清水さんが描いた絵について教えて下さい。

この絵は、わたしが発行している『空の広場(カラノヒロバ)』という詩と絵のペーパーのための絵です。『空の広場』は、普段なかなか詩に触ることのない人たちにも、手に取ってもらえるところまで持っていけたら、と思って作っています。また、絵も描きますが、絵と詩を並べられる機会もあまりないので、こういう媒体であればそれもできるだろうと思ったのも作るきっかけです。今回は水彩と、クレヨンのスクラッチという技法を使っています。これはクレヨンを二色重ねて塗った上からひっかくと、下の色が線となって出てくる技法です。今回は、木と、木を構成する要素が目に見えるようにしてみました。この絵は『空の広場 6号』に使用しました。

3. どの種類のモレスキンを使っていますか?

フォリオ 水彩画用アルバム A3です。これは、『空の広場』がB4サイズのものなので、それより一回り大きい必要がある為です。このモレスキンは、水彩の時の吸水が早い!ので、最初のったり作業しているわたしはあわてましたが、慣れると次の作業にすぐ移れるので良いです。吸水が早ということは乾くのも早いので、例えばこの次の『空の広場 7号』の絵では、水彩で点描を打ちましたが、少し待てば点描を重ねてどんどん描ける。これはすごく助かりました。塗った通りの色のまま乾いてくれて、発色もいいと思っています。

清水あすかさんのサイト
清水あすかさんのプロフィールはこちら

*ノートブックに日々の出来事をキャプチャーしている私たちが必要としているのは、まさに「見えたもの、感じたもの、嗅いだものが、そのまま書ける」というスキルかもしれません。自分の言葉では物足りないという時、詩という芸術から言葉のインスピレーションが得られるかもしれませんね!

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[…] 以前モレスキナリーでご紹介した清水あすかさんを覚えていますか?清水あすかさんは第13回中原中也賞の最終選考に選ばれるなど注目を集める現代詩人です。明日8月3日から8月10日にか […]

[…] 以前、モレスキナリーでインタビューした、清水あすかさんを覚えていますか?詩人であり絵描きの清水さんは、自身の詩と絵の作品を『空の広場(カラノヒロバ)』(南海タイムス社 […]

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