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2012年9月18日

堀正岳の「Evernoteスマートノートブック by Moleskine」の可能性と「記憶」の未来

8月末に発表された「Evernoteスマートノートブック by Moleskine」は、デジタル(Evernote)とアナログ(Moleskine)の提携が注目されがちですが、堀正岳さんの考察を読むと、このノートブックの先に更なる可能性を感じることができます。「脳ではないところに保存された記憶」が私たちの未来にどう作用していくのか。堀さんのお話を聞いてみましょう。

「・・・先日のEvernoteモレスキンの記事において「そこに書かれていることはノートを破壊せずとも、ノートを手放さずとも、Evernoteを通して記憶・共有される」と書きましたが、これははグループによる共有ノートブック、あるいは新しく発表があったEvernote Businessを考えるとさらにわかりやすくなります。たとえば Evernote Business でノートを共有しているメンバーと、とあるレストランでランチミーティングをしたとします。食事が美味しかったのでそれをEvernote Foodで写真にとり、ミーティングの内容をノートにとり、後に Page Camera 機能で写真に撮影して Evernoteに入れたとします。

この両者のノートには時刻と位置情報がすでについていますし、もし他のメンバーが同様にその場でEvernoteにノートを作成していたなら、その情報も「同席していた」というシグナルとして機能します。そして同じレストランに数年後にいったとして、Evernoteを開いたあなたはそこに過去の記憶を発見することになります。

1.    数年前にミーティングでこの店にきたことがあること
2.    そのときに食べたもの
3.    そのときに同席していた人たち
4.    そのときに作成したノート
5.    同席者が作成したノート
6.    同席者の食べたもの
7.    さらに関連するノート

面白いのは、5 以降です。Evernote Businessで行われるように共有範囲が明確にされていると、他人が書いたメモも自分の共有されたノートブック内に表示されます。これは他人の記憶が自分に流れ込んでいるに等しい状況を生み出します。・・・

・・・Evernoteはいまのところはクラウドサービスといっていいのでしょう。しかし、その本質はクラウドにはありません。Evernoteの本質は「記憶を脳ではないところに保存できるところ」であり、もっと正確にいうと、「人間の記憶に近い、抽象化された情報を外部化することを可能にした」という点に尽きます。つまり単にファイルをDropboxにアップロードするのと本質的に違うのは、「いつ」「どこで」「誰と」「関連するノートは」といった情報のコンテキストが追加されているという点なのです。Evernoteがこの側面を失わずにこのまま進化すれば、私たちは自分たちの脳で行う「思い出し」以上のものをEvernoteから手に入れることができるかもしれません。自分の記憶が他人のものになり、他人の記憶が自分のノートに流れ込むようになると、知的生産の場面も変化します。・・・」

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Image by Guido Reni (1575-1642) / Wikicommons

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