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2015年2月10日

インスピレーション:スクラップ帖と「博物」への関心

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156年前に作られたスクラップ帖が東京大学の図書館に保存されているのを知っていますか?作ったのは、「博物館」という名称を日本で生み出した田中芳男(1838-1916)という人です。1859(安政5)年から1916(大正5)年までの約60年間にわたって98冊のスクラップ帖を作り上げ、『君拾帖(くんしゅうじょう)』と名付けました。

田中芳男は19歳で故郷を離れ、本草学の権威である伊藤圭介と出会います。本草学は医薬に関する学問のことで、医師には、生物学や動物学ばかりでなく、薬を処方するため植物学にも十分な知識を有する総合的「知」が要求されていました。医師とは博物学的「知」を統合できる「学者」のことだったのです。のちに幕府の役人となってパリ万国博覧会に参加します。

画像は東京大学付属図書館より引用

kunshujyo

博物を愛でて楽しんだ田中芳男の『君拾帖』は、書籍でも読むことができます。

「東京大学が、1877(明治10)年の開学以来蓄積してきた学術標本や研究資料などの学術遺産(文化財)。本書は、600万点におよぶ史料のなかでも群を抜いてユニークな『君拾帖(くんしゅうじょう)』の魅力を現代の目利き、モリナガ・ヨウが歴史的視野・芸術的視野から紹介する。・・・年代順にびっしりと貼り付けられた商品のラベルや包装紙・案内状・招待状・名刺・絵はがき、献立表といった様々な印刷物の中から、語るべきアイテムを、ナビゲーターである画文家モリナガ・ヨウがセレクト。その印刷物が何なのか、見るべきポイント、なぜ今日のわれわれにとって価値があるのか・魅力的なのか、などについて解説していく。・・・」

メディアファクトリー新書より引用

【『君拾帖』のことを教えてくれたtomcat-0330さん、本当にありがとう!】

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