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2016年12月7日

インスピレーション:世界の小学校ではどんなレイアウトが使われている?

ロシア人クリエイターのキリーロバ・ナージャさんは世界6ヶ国で教育を受けて育ちました。今日は、キリーロバさんが幼少時代に体験した世界各地のノートブック事情を聞かせてもらいましょう…

「私のノートとの出合いはもちろんロシア。ロシアのノートは当時、緑色の表紙で正方形に近いカタチをしていて枚数はやや少なめ。紙の厚さは薄めで濃いインクのペンだと透けてしまうことがあるかもしれない。表紙にはどの科目用か、「このノートは〇〇の持ち物」と使う人のフルネーム、クラス、学校名が書いてある。

表紙を開くと、ロシア語などの場合は、横の罫線が書かれている。そこに筆記体で文字を書く。そう、文字はすべて筆記体。ブロック体は教科書などの書物でしか使われない。右端には先生が評価などを書き込む「余白」がある。算数の場合、方眼仕様のノートを使う。ここでも右端の「余白」は欠かせない。方眼仕様だと計算しやすいし、図形なども書きやすい。これ以外のノートを算数で使うことは許されていなかったが、かなり理にかなっていた。」

nadyakirillova

イギリスの小学校に転校して、驚いたのはここでは英語でも算数でも同じ横罫線のノートを使う。文字は余裕だが数字と式のバランスを保つのが難しい。ノートの大きさはロシアのノートよりも少し大きく、長方形のカタチをしている。左端にはリングがあり、簡単に開いてすでに使用したページを後ろに送れるようになっている。そして枚数が多くて分厚め。ここでは、鉛筆を使うから文字が透けるということはない。

表紙に名前を書くフォーマットがない。でもみんなどこかに名前を書く。しかし、ロシアのようにクラスは書かない。そして、フルネームでもファーストネームでもニックネームでも自分のものだと分かれば良いみたいだ。それは、ノートを先生に提出することがほとんどなかったからかもしれない。

フランスの小学校に転校して、さらに不思議な罫線のノートが私を待ち受けていた。何とも言葉では表現が難しい横線と方眼を組み合わせたような見た目をしたノートがここでは基本だった。慣れないとこれはかなり書きづらい。そして何だか文字のカタチがいびつになる。特にフランスでも筆記体しか使わないから、イギリスで覚えたブロック体のアルファベットからの切り替えに時間がかかる。 線を無視して書いてしまう。でも先生はあまりそれを気にしていないようだった。何だ。それならほっとして書けるなあ。

このノートはイギリスと同じサイズでリングがあるものとないものがあった。リングがあるものは紙を1枚または数枚ちぎることができるから提出するときなど便利だ。その一枚だけ先生に渡せばノートごと提出する必要がない。算数の時間に慣れた方眼仕様のノートがでてくると何だかほっとした。

日本の小学校に転校してもっとも珍しいノートに出合う。それは、開き方が逆で、何と縦書きをするノートだ。これは、見たことも想像したこともないノートだった。…」

キリーロバさんのノートブックの物語のつづきは電通報
キリーロバさんの筆記具の物語はこちら

*小学校で何気なく使い始めるノートブックの中に、私たちの思考法や発想法の原点があるようですね…とても面白い発見でした!

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