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2018年3月15日

インスピレーション:アイデアは「どこに」やってくるか

Marika
Image by Marika “Idea is everywhere”, from myMoleskine

「本を書く人は、どうやってアイデアを思いつくの?」という質問に、イギリスの児童文学作家フィリップ・プルマンは次のように答えています。

「本を書く人10人にこの質問をすると、10のちがう答えが返ってくるでしょう。はるかむかしの詩人たちは、ミューズの神を信じていました。ミューズは、インスピレーション(ひらめきともいえるもの)をもたらしてくれるという、ギリシャ神話の女神です。九姉妹の女神たちが、叙事詩、悲劇、踊りなど、それぞれ芸術の異なる分野をつかさどっていると考えられていました。だから詩人や音楽家は、女神たちからすばらしいアイデアをもらいたくて、祈ったり、ささげものをしたりしていたのです。

今ではミューズの神を信じている人はいないと思いますが、むかしの人が信じていた理由はよくわかります。アイデアはどこからともなくやってくる不思議なもので、自分は作家だとどんなに言いはっても、必ずよいアイデアを思いつくわけではありません。アイデアは、わけもなく、どこからともなく、不意にわいてくるように感じられます。

それでも、準備を整えておくことは大切です。どこからアイデアを思いつくかと質問されると、わたしはよくこんなふうに答えます。『どこからやってくるかはしりませんが、どこにやってくるかは知っています。アイデアはわたしの机にやってきます。そしてわたしがそこにいないと、またどこかに行ってしまいます』。つまり、実際に机の前に座っていなくてもいいし、どこにいたっていいのですが、よいアイデアがやってきたことに気づくよう、そしてやってきたら何かをできるよう、準備をしておかなければならないということです。……」

『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』(河出書房新社)より一部引用

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