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30 6月 2019

季節の詩:都に雨の降るごとく

AmyGiglio
Image by Amy Giglio “Wildflowers” from myMoleskine

都に雨の降るごとく
わが心にも涙ふる。
心の底ににじみいる
このわびしさは何ならむ。

大地に屋根に降りしきる
雨のひびきのしめやかさ。
うらさびわたる心には
おお 雨の音 雨の歌。

悲しみうれふるこの心
いはれもなくて涙ふる
うらみの思ひあらばこそ
ゆゑだもあらぬこのなげき。

恋も憎みもあらずして
いかなるゆゑにわが心
かくも悩むか知らぬこそ
悩みのうちのなやみなれ。

ポール・ヴェルレエヌ 作
『ヴェルレエヌ詩集』(岩波文庫)鈴木信太郎 訳

16 5月 2019

インスピレーション:発見の旅とは

MariasunSalgado
Image by Marian Salgado from myMoleskine

発見の旅とは、
新しい景色を
探すことではない。
新しい目を
持つことなのだ。

マルセル・プルースト(1871-1922 フランスの小説家)

*以前紹介した「マルセル・プルーストの質問表」にもぜひ答えてみてくださいね。

21 4月 2019

インスピレーション:本棚に入れておくもの

Adina
Image by Adina Tudor from myMoleskine

カリエール:本棚は、必ずしも読んだ本やいつか読むつもりの本を入れておくものではありません。その点をはっきりさせておくのは素晴らしいことですね。本棚に入れておくのは、読んでもいい本です。あるいは、読んでもよかった本です。そのまま一生読まないのかもしれませんけどね、それで構わないんですよ。

エーコ:知識の保証みたいなもんですよ。

トナック:ワインセラーにも似ていますね。全部飲んでしまったら困りますね。

カリエール:ワインといえば、私もずいぶんためこんでいて、かなりの本数を子供たちに残すことになるだろうと思います。まず、飲める量が年々減ってきていますし、そのうえ買う量は年々増えてきてますからね。しかし、私は、気が向いたらいつでも地下のワイン庫へ降りていって、最高のヴィンテージを開けて飲むことができるんです。プリムール買いもよくします。これは、収穫の年に買ったワインが、三年後に届くという仕組みです。プリムール買いの利点は、上質のボルドーワインであれば、生産者がまず樽で、次に瓶で、熟成させるのですが、その間の保管状態がこのうえなくよいということです。三年も預けておけば、ワインは柔らかくなりますし、うっかりフライング飲みしてしまう心配もありません。じつに素晴らしい仕組みです。三年後には、注文したことさえ忘れてしまっています。思いがけず自分からのプレゼントを受け取ることになるんです。これは美味しいですよ。

トナック:書物の場合も同じようにするべきではないでしょうか。セラーに入れる必要はないとしても、いったん脇によけておいて、熟成させる、といいますか。

カリエール:そうすれば、とにかく、あの忌まわしい「新刊強迫症」に対抗することはできますね。新刊だから読まなきゃならないという例のあれです。「話題の」本をとっておいて、三年後に読んだっていいじゃありませんか。映画だと私はよくそうしてますよ。観なきゃならないものをすべて観る時間がないものですから、いつか、よし観ようと思いたつ時が来るまで、一部を保留にしておくんです。しばらくすると、ほとんどの映画について、観たいとか観なくてはとかいう気持ちがなくなっていることに気づきます。そういう意味で、プリムール買いは、フィルタリングの一種なのかもしれません。三年後に飲みたいものを選び出しているんですから。少なくとも私はそう思いますよ。」

  • ジャン=クロード・カリエール(1931-、フランスの作家、劇作家、脚本家)
  • ウンベルト・エーコ(1932-2016、イタリアの中世学者、記号学者、哲学者、文芸批評家、小説家)
  • ジャン=フィリップ・ド・トナック(進行役)

『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』(阪急コミュニケーションズ)の『我々が読まなかったすべての本』より一部抜粋

16 4月 2019

スヌーピーからのメッセージ

FedericoTrovalusci
Image by Federico Trovalusci from myMoleskine

スヌーピーがアインシュタインの格言を知っていたかどうかは知りませんが、忙しい私たちには必要な知恵です。

Learn from yesterday… 過去から学び
Live for today… 今日のために生き
Look to tomorrow… 未来に目を向け
Rest this afternoon 今日の午後は休もう

*何度見返しても元気をもらえるような言葉を、表紙や最初のページに書き留めてみてはいかがでしょうか?

07 3月 2019

季節のページ:2019年 #国際女性デー

alessiabandini
Image by alessiabandini from myMoleskine

「2019年国際女性デーのテーマは、『Think equal, build smart, innovate for change:平等に考え、聡明に構築し、変化のための革新を(仮訳)』です。このテーマは、とりわけ社会保障制度や公共サービスへのアクセス、安定したインフラといった分野に着眼したうえで、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを促進する革新的な方法を重視しています。

野心的ともいえる持続可能な開発目標(SDGs)を達成するには、斬新な方向転換や総合的なアプローチ、そして新しい解決策が必要です。ジェンダー平等、及び女性や女児のエンパワーメントを追求する上ではなおさらです。 これまでの方法では、現在の取り組みはプラネット50-50(ジェンダー平等を加速させるためのキャンペーン)を実現する上で十分ではありません。構造的なバリアを取り除き、女性や女児が取り残されないようにするには、「いつも通り」を覆す革新的なアプローチこそが鍵となります。

……

2019年3月8日、私たちと一緒に未来に向けて祝福しましょう。その未来とは、イノベーションとテクノロジーを通じてもたらされるまたとない機会によって女性と女児が積極的な役割を担い、SDGsとジェンダー平等の達成をさらに加速するような、よりインクルージブなシステム、効率的なサービス、そして持続可能なインフラが構築されている、そんな未来です。」

全文読もう!国連のウェブサイト

24 2月 2019

sora のモレスキンに広がる昭和の街なみ

sora1
sora2

モレスキンノートブックの一番の魅力は、「黒くてクールなあの表紙の中に、いろんな世界を広げられるところ」と語る sora さん。今日もページの中に素敵な世界を詰め込んでいるようです!

「これまでもモレスキンにいろいろなイラストを描いて楽しんでいました。ある時、たまたま本棚のモレスキンの前にミニカーを飾っていて、これはなんかいい感じの大きさなんじゃないかとひらめきました。

背景と道のイラストの見開きを90度にすることで、2Dのページが3Dっぽい舞台に変身しました。お気に入りのミニカーをレイアウトすると、モレスキンの上になつかしい街なみが広がる気がします。イラストを変えることで違う世界にもなります(^^)」

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sora さんの以前の記事

sora3

*たばこ屋さん、丸型ポスト、引き戸のお店。最近とんと見かけなくなりましたね。sora さんの想像力で再現されたなつかしの風景を見て、今日は笑顔になっちゃいましたよ🙂

24 1月 2019

インスピレーション:孤独の時間

FedericoGranell
Image: “Lonely” by Federico Granell from myMoleskine

モレスキンノートブックに向き合って、アイデアを練ったり、スケジュールを立てたり、哲学したりする時間もまた「孤独の時間」と言えるかもしれませんね。齋藤孝先生(教育学者、1960-)は著書『孤独のチカラ』の中で次のように語っています。

“孤独の時間にどうやって精神的な豊かさを培ったかで、魅力には差がつく。”

孤独の時間については、これまでも多くの思想家が言葉を残してきました。

“孤独の生活の目的とは、もっとゆうゆうと、もっと気ままに暮らすというただ一つであると私は信ずる。”
−ミシェル・モンテーニュ(哲学者、1533-1592)『孤独について』より

“孤独の寂しさが人間の心を静かに燃やしてくれる。”
−前田夕暮(歌人、1883-1951)

*「孤独」をテーマにしたインスピレーション豊かな文章をご存知でしたら、ぜひモレスキナリーに紹介してくださいね。

21 1月 2019

インスピレーション:出発

KerbyRosanes
“Lost City” by Kerby Rosanes from myMoleskine

『出発』

見あきた あるだけのものは もはや見つくした
聞きあきた 夜となく昼となく いつもお定まりの町々の騒がしさ
知りあきた 生命もたびたび差し押さえられた ――ああ やかましい雑音と仇な幻
出発だ 新たな情緒と新しい雑音のうちに

作:アルチュール・ランボー
訳:前川和彦

31 12月 2018

どんどん鐘を鳴り響かせなさい 〜 Ring Out, Wild Bells 〜

Hanna
Image by Hanna from myMoleskine

どんどん鐘を鳴り響かせなさい
~Ring Out, Wild Bells~

風吹きすさぶ冬の荒涼とした夜空に、鐘を大きく鳴り響かせなさい、
飛びゆく雲、凍てついた光、夜のうちに年はまさに暮れゆこうとしている、
鳴り響く鐘よ、大きく鳴り響きなさい。
古い年を追い出してしまいなさい。

古いものは鐘を鳴らして追い出して、新しいものを迎え入れなさい、
幸福な鐘を、雪を越えて、鳴り響かせなさい。
今年が去ろうとしている、行かせてしまいましょう、
今までの偽りのものを鐘を鳴らして追い出して、真実なるものを迎え入れましょう

じわじわと人の心の生気を弱らす悲しみを、鐘を鳴らして追い出しましょう、
私たちがこの世でもう見ることができなくなってしまった人々のために
豊かなものと貧しいものの争いを鐘を鳴らして追い出しましょう
すべての人類に対する救いの手を鐘を鳴らして迎え入れましょう。

ゆっくりとすたれゆく主義主張、
昔ながらにある党派の争いを追い出してしまいましょう。
よりよい作法と、より純粋な法律をもった
人生の最も気高い新しい政治の習慣を迎え入れましょう。

欲望、心配ごと、罪、規則だけ主張して
愛情のない時代の進行のない冷淡さを送り出しなさい。
私の悲しみの歌を、鐘を鳴らして送り出しなさい、
その代わりにもっとすぐれた完全な歌を迎え入れましょう。

地位と血統の間違った誇りを送り出しなさい、
人間同士の争いと憎しみ合いを送り出しなさい。
真実と正義に対する愛を迎え入れましょう、
善に対する普遍の愛を迎え入れましょう。

精神や道徳の様々な墜落を送り出しなさい、
金ばかり追い求めている心の狭さを追い出しなさい。
古から我々人類が繰り返す幾戦もの戦いではなくて、
千年続くという平和の鐘を鳴らして呼び込みましょう。

自由に、勇敢に行動する人を鐘を鳴らして迎え入れましょう、
心がより寛くて、より優しい行いをする人を迎え入れましょう。
この地、イギリスの暗闇を送り出して、
これから来るであろうキリストを我々の手でもって迎え入れましょう。

作 Alfred Lord Tennyson (1809-1892 イギリス詩人)
訳 大森恵子

19 11月 2018

MY BOOK EXHIBITION 2018 のご案内

mybook_exhibition

東京 外苑前で開催される MY BOOK EXHIBITION へ行ったことはありますか?紙の上に手作りする喜びを知っている人ならきっと楽しめる展覧会が今年も開催されますよ!

「今年も最高のBOOK、集まりました。イラストレーター40名による世界に一冊だけのイラストレーションBOOK。自分の手でページをめくり、間近で『イラストレーション』を感じてください」

  • 会期:2018年11月20日(火)〜12月2日(日)
  • 会場:gallery DAZZLE
  • 時間:12:00〜19:00(最終日17:00まで)

エキシビションの作家一覧はこちら

*モレスキナリーフレンドの Chai さん(Twitter @chaimemo)が、今年もモレスキンノートブックの作品で参加されるそうですよ。ぜひご注目ください!

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